木部塗装 ~ウレタンクリア仕上げ~
こんにちは、丸正塗装の羽田野です。
今回は、屋内木部の塗装に和信化学工業(ワシン)の「Non-Txウレタンサンディングシーラー」および「Non-Txウレタンクリア」を使用した施工をご紹介いたします。
◎使用塗料について
「Non-Txウレタンサンディングシーラー」は、下地をしっかり整えるための下塗り材で、木地の吸い込みを抑え、上塗り塗料の仕上がりを均一にする効果があります。塗装後はサンディング(研磨)がしやすく、美しい下地作りに最適です。
仕上げには、「Non-Txウレタンクリア(2液型)」を使用。耐久性・耐摩耗性に優れた高性能なクリア塗料で、美しい透明感と自然なツヤ感を保ちながら、木部をしっかり保護します。
どちらもトルエン・キシレンフリー(Non-Tx)で、環境や人体への影響にも配慮された製品です。
◎仕上がりの特徴
・木目を活かした自然な透明感のある仕上がり
・下地処理から仕上げまでムラのない均一な塗膜
・日常使用にも耐える強固な塗膜と美観の維持
木の質感を残しつつ、表面はしっとりとしたツヤ感が加わり、空間全体に上品さが生まれました。
施工の一例
今回はキッチンの笠木に施工。
使用頻度の高い場所ですが、ウレタンクリアによるしっかりとした塗膜で、汚れや傷も付きにくく安心です。
① 養生(ようじょう)
塗装作業に入る前に、周囲の壁や床など、塗料が付着してはいけない箇所をしっかりと養生します。
美しい仕上がりを保ち、現場を汚さないための大切な工程です。

② サンディングシーラー吹き付け(下塗り)
木地の表面にNon-Txサンディングシーラーを均一に吹き付けていきます。
この工程により、木材への塗料の吸い込みを抑え、ムラのない上塗りを可能にする下地が作られます。

③ 研磨
シーラー塗装後、表面をサンディング(研磨)して滑らかに整えます。
この作業で塗膜の密着性が高まり、より美しい仕上がりになります。
④ ウレタンクリア吹き付け × 2回(上塗り)
仕上げに、Non-Txウレタンクリアを2回に分けて吹き付けます。
1回目の塗装で全体をコーティングし、乾燥後に軽く研磨して2回目を塗ることで、厚みのある強固な塗膜が形成されます。
これにより、木目を活かしながら耐久性・耐摩耗性に優れた美しい塗装面が完成します。

⑤仕上がり
ウレタンクリア2回塗りで仕上げた木部。自然なツヤと木目の美しさが際立ちます。

木部塗装は、使用する塗料や下地処理の方法によって、仕上がりや耐久性が大きく変わります。
今回使用したワシンのウレタンシリーズは、品質面・仕上がりともに非常におすすめできる材料です。木部の塗装やリフォームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お見積もりやご提案も無料で承っております。
塗装に関するご質問・ご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
2025年5月10日