基礎の塗装~ジョリパット基礎コート~
こんにちは、丸正塗装の羽田野です。
お住まいの基礎部分が黒ずんできて気になっていませんか?
今回は、劣化や汚れが目立ち始めた基礎部分の塗装工事をご紹介します。
1.【施工前】基礎の汚れ
長年の雨風や土埃により、基礎に黒ずみや汚れが付着してしまっていました。

2.【下地処理】掃除・ケレン
まずは、表面の汚れや劣化した塗膜を手作業で丁寧にケレンしていきます。 この作業をしっかり行うことで、塗料の密着が良くなり、仕上がりも美しくなります。

3.【下塗り】シーラー塗布
下塗りには、専用のシーラーを使用し、下地と上塗り塗料の密着性を高めます。

4.【中塗り・上塗り】ジョリパット基礎コート仕上げ
中塗り・上塗りは、ジョリパット基礎コートを使用。 高い耐久性と美しい仕上がりが特徴で、見た目も新築のように蘇ります。


5.【施工後】
見違えるように綺麗になった基礎部分。 防水性・耐久性も向上し、建物全体の印象もグッと引き締まりました。

■ ジョリパット基礎コートとは?
「ジョリパット基礎コート」は、外構や住宅の基礎部分専用に開発された仕上げ塗材です。アイカ工業株式会社のジョリパットシリーズの一つで、美観と保護性能を両立した塗料です。
■ 特長
・優れた耐候性・耐久性
雨風や紫外線にも強く、長期間美しさを保ちます。
・透湿性が高い
内部の湿気を外へ逃がし、基礎内部の劣化を防ぎます。
・下地への密着性が良好
コンクリートやモルタルなど、さまざまな基礎材にしっかりと密着します。
・美しい仕上がり
砂壁調の風合いや、マットで落ち着いた質感が特徴。外観の印象を格上げします。
・カラー展開も豊富
建物や外構との調和を考えた色選びが可能です。
■ こんな方におすすめ
・基礎の黒ずみや汚れが気になる
・ひび割れなどの劣化が目立ってきた
・建物全体の見た目を整えたい
・高耐久で長持ちする塗装をしたい
ジョリパット基礎コートの注意点・デメリット
1.施工の難易度と職人の技術に左右される
・ジョリパットは、ローラーで塗れるタイプもありますが、均一に美しく仕上げるには経験と技術が必要です。特にパターンを付ける場合は、職人の腕によって仕上がりに差が出やすいです。
・DIYで挑戦する方もいますが、プロの仕上がりとは異なる場合があります。また、下地処理を怠ると、後々の剥がれやひび割れの原因になります。
2.下地処理の重要性
・基礎コンクリートの状態によっては、入念な下地処理が必要です。ひび割れ(クラック)がある場合は、適切な補修をしてからでないと、塗膜がひび割れに追従できずに、またひび割れてしまう可能性があります。
・古い基礎の場合、表面の汚れや脆弱な部分をしっかり除去しないと、塗膜の密着不良につながります。
3.汚れやすさとメンテナンス
・ジョリパットは、その特徴的な凹凸のある意匠性から、ホコリや砂などの汚れが付着しやすい傾向があります。特に交通量の多い場所や、土埃が舞いやすい場所では汚れが目立ちやすいです。
・汚れを放置すると、カビや藻が発生し、美観を損ねるだけでなく、耐久性にも影響を与える可能性があります。
・掃除の際は、高圧洗浄機の使用は注意が必要です。強い水圧で洗浄すると、塗膜が剥がれたり、凹凸部分が損傷したりする恐れがあります。優しく水洗いしたり、柔らかいブラシでこすり落とすのが推奨されます。
4.費用と工期
・一般的な塗装に比べて、材料費が高価な傾向にあります。
・下地処理や乾燥期間が必要なため、サイディングの塗装などに比べて工期が長くなることがあります。工期が長くなると、それだけ費用もかさむ可能性があります。
5.透湿性の低い塗料は不向き
・基礎コンクリートは、地面からの湿気を吸い上げる性質があります。そのため、透湿性が低い塗料を塗ると、基礎内部に湿気がこもり、塗膜の膨れや剥がれの原因となることがあります。
・ジョリパット基礎コートは透湿性がありますが、他の塗料と併用する際には注意が必要です。
6.特定の条件下での色褪せ
・濃 色のジョリパットは、日当たりの強い場所など、外部で使用する場合に色褪せが目立つことがあります。
失敗しないためのポイント
・専門業者への相談・依頼
美しく長持ちする基礎にしたいなら、実績のある専門業者に相談・依頼するのが最も確実です。見積もりを取る際に、下地処理の内容や使用する材料について詳しく確認しましょう。
・下地の状態確認
DIYで施工する場合も、必ず基礎の状態をよく確認し、必要な補修を怠らないことが重要です。
・適切なメンテナンス
施工後は、定期的に汚れをチェックし、適切な方法で清掃することで、美観と耐久性を維持できます。
これらの注意点とデメリットを理解した上で、ジョリパット基礎コートの採用を検討してください。
基礎の汚れが気になる方、お気軽にご相談ください。 お見積り・現地調査は無料です!
塗装に関するご質問・ご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
2025年5月4日
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